インドネシアとは?

インドネシアとはどんな国?

インドネシア共和国(インドネシアきょうわこく、インドネシア語: Republik Indonesia)通称インドネシアは、東南アジア南部に位置する共和制国家。首都はジャワ島に位置するジャカルタ。5,110kmと東西に非常に長く、また世界最多の島嶼を抱える国家である。赤道にまたがる1万3,466もの大小の島により構成される。人口は2億3,000万人を超える世界第4位の規模であり、また世界最大のムスリム人口を有する国家としても知られる。

Haim Chaim Link - インドネシアとはどんな国?
面積約189万平方キロメートル(日本の約5倍)
人口約2.55億人(2015年,インドネシア政府統計)
首都ジャカルタ(人口1,017万人:2015年,インドネシア政府統計)
民族大半がマレー系(ジャワ,スンダ等約300種族)
言語インドネシア語
宗教イスラム教 87.21%,キリスト教 9.87%(プロテスタント 6.96%,カトリック 2.91%),
ヒンズー教 1.69%,仏教 0.72%,儒教 0.05%,その他 0.50%(2013年,宗教省統計)
名目GDP9,323億米ドル (世銀統計)
一人当たりGDP3876.8米ドル (インドネシア政府統計)
物価上昇率3.6% (インドネシア政府統計)

言語、文化、宗教などの多様性が統一された多民族国家

憲法では信教の自由が保障されていますので,キリスト教,ヒンズー教,仏教などを信仰する国民もいます。また,共通言語はインドネシア語ですが,地方によって文化が多様で地方ごとに異なった言語が使われています。インドネシアの多様性は,長い歴史の中で様々な民族や国からの影響を受けて培われてきました。古代から通商貿易の中継地として発展して来た歴史背景があるインドネシアは、長い間の文化交流の結果、こうした多種多様な文化,言語,宗教が混在し、まさに多様性こそがインドネシアの魅力といえます。

Haim Chaim Link - 言語、文化、宗教などの多様性が統一された多民族国家

親日国インドネシアで共に発展した多くの日系企業

インドネシアは、多くの労働人口、豊富な天然資源や農水産資源を有し、国内需要の拡大と海外からの直接投資にも支えられ大きく発展してきました。2017年のJETROの発表によるとインドネシアには1,533社の日系企業が進出しているとあります。トヨタ自動車、ダイハツ工業、三菱自動車、ホンダ技研、スズキ、パナソニック、シャープ、エプソン、東レ、マンダム、ユニチャーム、ライオン、花王、味の素、ヤクルト、日清食品、旭硝子、公文、ヤマハなどの幅広い業種の大企業がインドネシアに進出しています。大手企業だけでなく、工場や仕入れをインドネシアで行い他国への輸送を中心としている中小企業も多数あります。日系企業が進出するにあたり、在留邦人数も19,717人と増加しています。

インドネシアでは,こうした長年の友好関係の中で親日感情が培われてきました。 現代の若い世代もアニメやJ-POPなど日本のポップカルチャーへの関心が非常に高く,日本へ留学するインドネシア人学生数やインドネシアにおける日本語学習者は近年大幅に増加しています。

安定した経済成長率を誇るインドネシア

インドネシアでは2017年の時点で人口は2億6千350万人(日本の2倍以上、世界第4位)、2035年には人口3億人を突破すると予想されています。インドネシアは、総人口に占める生産年齢の人口比率が上昇する期間である「人口ボーナス期」が2030年ぐらいまで続くとされています。この時期には、労働力増加率が人口増加率を上回ることで、経済成長が後押しされます。人口ボーナス期にある国は、個人消費の活発化による高い経済成長を実現する潜在的な能力を持ちます。これにより今後も中間所得層が増えていくことが期待されています。

インドネシアの個人消費については、堅調に推移しており、非常に安定感があります。人口増加や最低賃金の大幅な上昇などを追い風に、消費が年々拡大しているものと見られます。この個人消費がインドネシア経済の成長の牽引役と言って良いと思います。

Haim Chaim Link - 安定した経済成長率を誇るインドネシア

主な島

  • バリ島
Haim Chaim Link - バリ島
Haim Chaim Link - バリ島
Haim Chaim Link - バリ島

日本人にも観光でおなじみのバリ島は、インドネシアにおいてもっとも特異で、多くの外国人移住者が存在する独自のコミュニティーが出来上がっています。住民の大半はヒンドゥー教徒。 世界屈指のホテルが運営するリゾートがいくつもあり、豊富なレストランやカフェ、ナイトクラブなどの飲食店、多様性極まりないアクティビティやスパ、エンターテインメント、豊かな自然と独自の島文化などの魅力が詰まったバリ島は、一年中温暖な気候で過ごしやすく生活環境も快適です。

  • ジャワ島 – 首都ジャカルタのある島。
  • スマトラ島 – マレー半島の南西に横たわる島。特に北部は天然資源が豊富。
  • スラウェシ島(旧称セレベス島)- 面積は17万4600平方キロメートルで、世界第11位、インドネシアでは第 4位の大きさを誇る。
  • カリマンタン島(「ボルネオ島」はマレーシア側の呼称。)- インドネシア・マレーシア・ブルネイ、この3か国の 領土であり、世界で最も多くの国の領地がある島となっている。
  • ロンボク島 – バリ島の東隣の島。近年になって、観光開発が進み始めた。
  • スンバワ島 – 1815年に、島内のタンボラ山が有史上最大の噴火を起こしている。
  • コモド島 – コモドオオトカゲ(コモドドラゴン)が生息する島。
  • フローレス島 – 住民の多くはカトリック教徒。
  • ハルマヘラ島 – 住民の8割はムスリムで、残りの2割はキリスト教徒が占める。全島を熱帯雨林に覆われる ため人口が少ない。
  • テルナテ島 – 香料産出地として南隣のティドーレ島とともに、大航海時代に西洋列強の収奪の拠点とな った。
  • ティモール島 – 西側半分がインドネシア領。
  • マルク諸島(モルッカ諸島)- 歴史的に「香料諸島」として特に西洋人や中国人の間で有名であった。
  • クラカタウ島 – 1883年に大爆発した火山島。ジャワ島とスマトラ島の中間に位置する。
  • ニューギニア島 – 西側半分がインドネシア領。天然資源が豊富。インドネシア国内では「パプア」「イリアン」 などと呼ばれている。
  • ビンタン島 – シンガポールからシンガポール海峡を隔て南東へ46kmの沖に位置する。